こんにちは、きのこ母さんです。生まれてこの方一度も日本を出たことのない、純国産アラサー主婦です。

中学生で英語に出会ってからもう15年以上。

英語はそれからずっと私の一番の得意科目でした。

大学では比較文化を専攻し、英語の教員免許も取得。

けれど、就職したのは英語と関係のない仕事。海外に行くことを夢見ながらも、叶わないまま母となりました。

グローバル化だなんだと言っても、普通の主婦の私は英語とは無縁の生活。夫は海外転勤するような仕事ではないし、英語ができなくても困ることは一切ありません。

それでも私が英語が好きで、勉強しつづけるのには、こんな理由があります。




中学生の頃の私には、英語は魔法だった。


そもそも英語が好きになったきっかけは、新任だった担任の先生が、英語担当だったこと。

優しいお姉さんような先生が大好きだったのです。

最初の滑り出しが良かったので、どんどん英語を吸収して行って、気付けば一番の得意科目になっていました。


英語を勉強することは、いつも新しい世界との出会いの連続。

私にとって英語は、新しい世界を開いてくれる鍵のようなものでした。

ど田舎で育った私は、外に対する憧れが強かったのでしょう。

英語を勉強することで、遠い国とも繋がっているような充実感を感じられたのです。

英語に触れている間は、どこにでも行ける自由な気がする。

いつか本当にもっと広い世界に行きたい。

大げさですが、片田舎の中学生には、英語はそんな思いを叶えてくれる魔法のような存在でした。



英語を学ぶことで、いろんな価値観に触れられた。


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英語がある程度わかるようになったら、自分で洋楽を聴いたり、海外のニュースを読んでみたり、洋画も見るようにもなりました。

それらを通して、今自分を取り巻く環境や価値観、『世間』というものが、絶対ではないということを強く学んだのです。

私がいる環境では良しとされていることが、海外ではよくないとされている場合もあれば、その逆もしかり。

例えば、私が学生の頃は「黙って授業を受ける生徒がいい子」という風潮がまだ根強かったけど、欧米では「意見を言わないと何も考えていないと見なされてしまう」と言いますよね。


世界は広くて、いろんな考え方があって、いろんな答えがある。

それを多感な中高生の時期に学べたことは、大きな意味がありました。


私もが自分の子どもたちに、なるべく英語に触れさせているのはこの理由から。

今自分がいる環境が全てではないし、いろんな世界があることを知ってほしい。

それは、幼稚園や学校、友人関係といった狭くも濃い世界で悩みがちな時に、大きな救いになってくれると思うからです。



挫折しても、やっぱり英語は楽しかった。


高校までは英語の成績はトップクラスだったものの、大学に入るとそうもいきませんでした。

周りは英語が得意な子ばかり。高校での留学経験のある子もいたし、大学在学中に留学してペラペラになって帰ってくる子もいました。

そんな環境の中では、私はむしろ落ちこぼれ組でした。


さらに、私が大学に入った頃から「英語だけ出来ても意味がない。英語はおまけで、他のスキルを身に付けなければ社会で通用しない」という主張が強く聞かれるようになりました。

そんなこと言われても、英語が好きで英語が学べる学科に入った私はどうしたらいいの…?

英語すら十分に話せなくてまだまだなのに、ほかのスキルなんて学べない学科に来てしまった。

私は英語に強い挫折感を感じ、それを埋めるように塾講師のバイトと、国際協力のサークルに没頭して行きました。

他の外国語にもいろいろ手を出し、楽しかったものの全て中途半端という状態でした。


そんな中、交換留学生の外国人学生に、日本語学習のお手伝いをすることになりました。

日本に来たばかりで、英語しか通じない方がほとんど。

そんな彼らと、日本語と英語を交えて悪戦苦闘しながらコミュニケーションと取る中で、「やっぱり英語を使えるって楽しい!」という気持ちが蘇ってきました。

その後も日本に来ている外国人のお手伝いをする中で、英語が少々出来たからこそ役に立てた経験をさせたもらいました。

挫折はあったものの、やっぱり英語って楽しい。

英語がすべてでなくても、出来ないよりはできた方がいい。無意味なんかじゃない。

そう強く感じました。



母になったからこそ、英語でまた夢が見たい。


子育て真っ盛りの今、はっきり言って英語を使う場面も、勉強するヒマも余裕もありません。

それでも時々、子どもと英語の本を読んだり、海外ドラマを見たり、ラジオ英会話を聞くのが癒しの時間です。


母になった以上、もう海外留学!なんて言える状況ではありません。

でも、母になったからこそ、見られる夢もあります。


今の夢は、子どもが中学生になる頃、家族みんなでハワイに行くこと。

子育てを通じて、ハワイの人々の考え方に興味を持ち、一度自分でハワイに行きたいと思うようになりました。

ちょうど英語を勉強しだす子どもたちも連れて、いろんな世界があることを家族で体感してきたいと思っています。


もうひとつの夢が、ホストファミリーとして海外からの学生を受け入れること。

子どもたちのおかげで、人のお世話をする充実感や、傍で成長を見られる喜びを知ったのがきっかけです。

自分が出来なかった海外留学をしに日本に来た学生さんを応援したい。

きっと自分の子どもたちにとっても、いい経験にもなるはずです。


今の生活を大切に守りながら、母になっても出来る範囲で夢は見ていたい。

細く長く、英語を勉強していった先になにがあるか、楽しみにしていたいです。